カナダ・カルガリーで高校留学を経験した日本の高校生にお話を伺いました!
彼女は日本の高校2年生の後半からカルガリー学区で留学生活を始め、文化の違いや新しい学びに挑戦し、成長した日々についてたくさんの体験をシェアしてくれました。日本と異なる教育スタイルやカルガリーでの生活の魅力など、現地でのリアルな留学生活を垣間見ることができる貴重なインタビューです。(リュウガクYYCの生徒様ではないですが、快くお話を伺わせてくれました😊)
なぜカナダ留学、カルガリーに決めたのか?他の国や都市を考えたことはあった?
カナダは、アメリカと比べると銃社会ではないということもあって比較的治安がいいと思ったのでカナダに決めました。また、カナダ英語は訛りがあまりなくクリーンな発音だというイメージだったので、そこも一つの決め手でした。他のカナダの州が90単位当たりなのと比べてカルガリーがあるアルバータ州は100単位高校卒業に必要なので教育に力を入れているのではないかと思い、アルバータ州にあるカルガリーに決めました。大都市よりも日本人が少なく、英語が伸びやすい環境だったというのも理由の一つです。
留学前に一番不安だったことは?実際来てみてどうだったか?
高校留学はカナダのホストファミリーとホームステイする決まりがあったので、ホストファミリーが優しい人達なのか、ご飯は口に合うのか、いい関係が築けるのか不安でした。
実際、私はとても恵まれていて4家庭ほどホストファミリーを経験しましたが、出会う人々すべていい人たちでした。家族のイベントにも参加させてもらったり、旅行に連れて行ってもらったりしました。友達の話を聞いていると、全ての家庭がこれほどいい対応をしてくれるということではありませんが、大体のホストファミリーはいい人たちばかりです。
留学してから困ったことは?それぞれどうやって乗り越えたか?
- バスや電車が時間通り来ない。カルガリーの公共交通機関のアプリを入れるとリアルタイムでどれだけ遅れているかや、早まっているかが分かるので広い心を持って現実を受け止めることにしました。
- 英語が聞き取れない。ネイティブの速い英語を聞き取るのも慣れるまでは難しいですが、聞きなれないアクセントの英語を聞き取るのはさらに難しいです。カナダは多文化社会なのでたくさんの国からの人がいるので、英語が第一言語ではない人と話すことも多いです。慣れることが一番なので留学生の友達の英語が聞き取りずらかったとしても、お互い様だと思って根気よくたくさん話して慣れるのが解決方法です。
困ったことはこのくらいしかないです!
留学前の英語力は?
英会話を小学生のころから習っていたのと、英検2級を中学3年で取りました。あとは高校の授業を2年受けました。英語には自信がありましたが、カナダにきて、自分に過信していたことに気づきました。全然話せなかったです。
大変だった授業は?楽しかった授業は?
生物と英語のクラスは大変でした。生物は体の部位など常識的に日本語ではわかる単語でも英語だと知らない単語が多かったので、人一倍勉強する必要がありました。英語もそうで、分からない単語が多すぎて読むに時間がかかったり読解ができなかったりしてとても苦労しました。音楽の授業が一番楽しかったです。吹部を中学からしていたので楽器を通してみんなと仲よくなれたり、音楽は世界共通の楽譜を使うのでドレミファソラシドを英語に直さないといけない事以外は同じなのでとても楽しみました。
日本の○○が恋しくなった!とかある?
学生の放課後といえばカラオケに行ったり、カフェに行ったりすると思いますが、カルガリーには気軽に行ける安いカラオケや勉強できるようなカフェが少ないので、日本の娯楽施設がとても恋しくなります。また、日本の食べ物や飲み物もないことはありませんが、値段が高いのでもっと頻繁に食べたいなと恋しくなります。500mlのおーいお茶が$4だったので流石にショックでした。
授業がある日、ない日のスケジュール
【授業がある日】
起床後:朝ごはん、身支度
8時~16時:授業
17時:帰宅、夜ご飯準備
18時半頃:ごはん
20時:課題、娯楽
0時:就寝
【授業がない日】
9~10時:朝ごはん、身支度
11時:一週間の食料の買い物(スーパー、アジアンマーケット)
15時:(勉強、モールに行く、ジム、など)
19時頃:夜ご飯
20時半頃:勉強、娯楽
1時頃:就寝
高校留学してよかったことは?
短大や大学に必要な英語力が身についたのであまり苦労せずに大学生活を送れている。
日常会話で若い子が使うスラングなどもある程度知ってるのでカナダ人ともラフに話すことができる。
カナダの基本的な国の歴史を理解できる
留学して変わったこと
時間に厳しすぎなくなった。友達との約束も5分前行動を心掛けていたけど、今は約束の時間ぴったりを狙って行動するようになった。
他人の目を気にしすぎなくなった。日本には空気を読むという言葉があるくらい周りのことを考えて行動することが当たり前だけど、たまにはそういうことが必要だとしてもいつも他人に合わせて行動する必要はないと思うなと思い始めたので、自分を大切に他人にとらわれないような行動もできるようになったかなと思います。
いま勉強してること、今後の夢
化学の実験を専門とした学部に所属しています。
実験のテクニシャンになったのち、将来的には薬剤師を目指したいです。
留学生活を有意義にするためにアドバイスをお願いします!
学校の勉強ではなくそのほかのスポーツや楽器など言語に関わらず楽しめるのもがあれは絶対に留学中も続けたほうが良いし、友達作りが簡単になります。また、英語は話せば話すほど伸びると思うので、失敗は後で笑い話になると思って恐れずたくさん話したほうがその先の留学生活を楽にします!
今回のインタビューを通じて、カルガリーでの高校留学が彼女にとってどれほど刺激的で成長の機会に満ちた経験だったかが伝わってきました。異文化の中で新しい友人と出会い、挑戦を重ねてきたことで、日本では得られない視野の広がりや自己成長を感じられたと語ってくれました。この経験が、彼女の将来にどんな影響を与えるのか、今後も楽しみですね。カナダ留学に興味のある皆さんも、ぜひ一歩を踏み出し、新たな可能性を広げてみてはいかがでしょうか?