リュウガクYYC 高校留学ガイド | 2026年版 | 「1学期4コース」の学校も「6コース」の学校も、同じ仕組みで説明できます
← 高校留学ページへ戻るカナダ・アルバータ州の高校は、日本の「学年制」と異なる「単位制(クレジット制)」です。学校によって1学期のコース数が違ったり、成績表の単位数がバラバラに見えたりしますが、押さえる数字は4つだけ。このページを読めば、お子様の履修も成績表も読み解けるようになります。
アルバータ州教育省の定義では、1単位(credit)= 約25時間の授業です。コースの単位数は、そのまま授業時間の長さを表しています。
| 単位数 | 授業時間 | 主なコース |
|---|---|---|
| 5単位 | 約125時間 | 英語・数学・社会・理科などの主要科目 |
| 3単位 | 約75時間 | CALM(必修のライフスキル)、一部の選択科目 |
| 1単位 | 約25時間 | CTS(技術・職業系)の最小モジュール |
英語(English)・社会(Social Studies)・数学(Math)・理科(Science)は、州がカリキュラムを125時間分で設計しているため、原則すべて5単位です。
料理・デザイン・コンピュータ・ビジネスなどのCTS系選択科目は、実は「1単位のモジュール」の集合体です。学校がモジュールを3個または5個束ねて1つのコースとして時間割に載せるため、同じ科目名でも学校により3単位だったり5単位だったりします。
コース名の数字と記号には意味があります。これが読めると成績表が理解できます。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 10 / 20 / 30 | 学年レベル(10=高1相当 Gr10、20=高2相当 Gr11、30=高3相当 Gr12) |
| -1(例:Math 30-1) | 大学進学向けの上位ストリーム |
| -2(例:Math 30-2) | 標準ストリーム(卒業資格としては同等。ただし大学の学部により-1が出願要件) |
コースは積み上げ式で、下位レベルを飛ばすことはできません(例:Math 10C → Math 20-1 → Math 30-1)。途中でストリームを変えること(20-1から30-2へ等)は可能です。
| 方式 | 採用校 | 仕組み |
|---|---|---|
| セメスター制 | 公立の大半 | 1日4コマ(約80分)。1コースを半年で125時間消化。1学期4コース × 2学期 = 年8コース(40単位) |
| リニア制(通年制) | 私立や一部の学校 | 1日6〜8時限の短い授業で、6〜8コースを1年かけて並行して学ぶ。総時間は同じ |
| クォーター制 | 一部の学校 | 2〜3コースを約10週間で集中消化し、年4回繰り返す |
つまり「今4コースしか取っていない」「同時に7コースある」という違いは学校の方式の違いであり、お子様の履修量が多い・少ないということではありません。
卒業には、高校3年間(Gr10〜12)で合計100単位以上と、以下の必修条件を満たす必要があります。
| 必修項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語 | English 30-1 または 30-2(Gr12レベルまで修了) |
| 社会 | Social Studies 30-1 または 30-2 |
| 数学 | 20レベル(Gr11レベル)まで修了 |
| 理科 | 20レベル(Gr11レベル)まで修了 |
| 体育 | Phys Ed 10(3単位以上) |
| CALM | キャリア・ライフスキル科目(3単位) |
| 選択科目 | CTS・芸術・第二言語などで10単位以上 |
| 30レベル追加 | 英語・社会以外のGr12レベルコースで10単位以上 |
年間約40単位のペースなら3年間で最大120単位に届くため、100単位には余裕があります。Gr12で空きコマ(スペア)を持つ生徒が多いのはこのためで、ごく普通のことです。
情報は2026年7月時点のアルバータ州教育省の制度に基づきます。学校・学区により運用が異なる場合があります。 → 高校留学ページへ / → カルガリー生活ガイド一覧へ