高校留学

カナダ留学はもうおすすめできない?現地在住者が2026年のリアルを正直に解説

2026-07-05 公開

最近、SNSやニュースを見ていると、「カナダ留学はもうおすすめできない」「家賃が高すぎる」「学生ビザが取れなくなった」「留学しても仕事が見つからない」といった話を目にすることが増えました。

これから留学を考えている方や保護者の方からも、「今からカナダへ行って大丈夫でしょうか?」と聞かれることがあります。

結論から言うと、私は今でもカナダ留学には大きな価値があると思っています。ただし、数年前までと同じように、「とりあえずカナダへ行けば何とかなる」という考えで、誰にでもおすすめできる状況ではなくなっています。

Tomoからひとこと

「カナダ留学はもう終わりだよ」というのは、少し極端だと思うよ!ただ、昔と同じ感覚で準備すると大変になる可能性はあるので、今の制度や費用を知ってから決めてね。

カナダ留学は以前より難しくなった?

これは、正直に言うと、難しくなった部分があります。カナダ政府は留学生制度の見直しを進めており、大学やカレッジへの留学については、学生ビザの申請数や卒業後の就労条件などが以前より複雑になっています。

以前は、「カナダのカレッジへ行けば、卒業後に働ける」「そのまま永住権につながる」というイメージを持っている方も多くいました。現在は、学校やプログラムによって卒業後の就労ビザの対象にならない場合があります。

そのため、大学やカレッジへの留学を考えている場合は、学校名だけではなく、

  • 卒業後の就労ビザの対象か
  • その分野の仕事が実際にあるか
  • 学費と生活費を準備できるか
  • 卒業後の希望する進路につながるか

まで確認する必要があります。「カナダへ行けば永住権を取れる」という考えだけで学校を選ぶのは、おすすめしていません。

高校留学も厳しくなったの?

学生ビザの上限についてニュースを見ると、「高校留学も受け入れ人数が大幅に減ったのでは?」と心配される方がいます。ただし、高校留学は、大学やカレッジへの留学とは制度が少し異なります。

小中高校生については、大学やカレッジの学生に求められる一部の書類が免除されていることがあります。もちろん、高校留学生であっても、学生ビザが必ず許可されるわけではありません。留学の目的、学校からの入学許可書、留学費用を支払える資金、帰国後の計画などをしっかり準備する必要があります。

それでも、大学やカレッジのニュースを見て、「カナダは高校留学生を受け入れなくなった」と考える必要はありません。

Tomoからひとこと

ニュースの見出しだけを見ると、全部の留学生が同じように制限されているように感じるよね。でも、高校留学と大学・カレッジ留学では条件が違うので、分けて考えてね!

今のカナダ留学で一番大きい問題は費用

私が現在のカナダ留学で一番気になるのは、ビザよりも費用です。授業料、ホームステイ、家賃、食費、交通費、航空券など、留学に必要な費用は全体的に上がっています。

以前のカナダは、アメリカやイギリスなどと比較して、費用を抑えやすい留学先というイメージがありました。現在も、留学先や都市によっては比較的選びやすい部分があります。ただし、以前ほど「費用の安い留学先」とは言いにくくなっています。

特にバンクーバーやトロントでは、住居費が留学生にとって大きな負担になっています。カルガリーでもホームステイ費用や家賃は上がっています。以前の留学費用をインターネットで見つけて、そのまま現在の予算として考えると、実際の金額との差が大きくなる可能性があります。

Tomoからひとこと

5年前や10年前の記事に出ている留学費用は、今はあまり参考にならないことも多いよ!学費だけではなくて、ホームステイ、航空券、交通費まで入れて計算してね。

具体的な費用の内訳は、カルガリー高校留学の本当の年間費用の記事でも詳しくまとめています。

アルバイトをすれば生活できる?

大学生やカレッジ生の中には、「現地でアルバイトをすれば、生活費は何とかなる」と考えている方もいます。しかし、カナダに到着してすぐに仕事が見つかる保証はありません。仕事の見つけやすさは、英語力、これまでの職歴、勤務できる時間、住んでいる場所、時期などによって変わります。

高校留学生の場合は、基本的にアルバイト収入を前提として留学計画を立てるべきではありません。カナダ留学では、現地で働かなくても授業料や生活費を支払える資金を準備することが基本です。アルバイトでお小遣いや一部の生活費を補うことはあっても、「仕事が見つからなければ生活できない」という状態で渡航するのは危険です。

Tomoからひとこと

カナダに着けば、すぐに仕事が見つかると思わない方がいいよ!アルバイト代は最初から予算に入れず、見つかったらプラスになるくらいで考えてね。

それでもカナダ留学をおすすめする理由

ここまで読むと、「やっぱりカナダ留学はやめた方がよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。それでも私がカナダ留学には価値があると思うのは、英語以外に得られる経験が大きいからです。

カナダの学校では、

  • 自分の意見を伝える
  • 分からないことを質問する
  • 先生へ直接相談する
  • 違う文化や考え方を持つ人と学ぶ
  • 自分で科目や進路を考える

という場面が多くあります。日本では比較的静かだった生徒が、カナダへ来てから少しずつ自分の意見を話すようになることもあります。

最初から英語が得意である必要はありません。むしろ、英語が十分に話せず、うまく伝えられない中で、「どうしたら相手に分かってもらえるか」を考える経験に意味があると思います。

カナダへ来れば、自動的に英語が伸びるわけではない

カナダに住めば、自然に英語が話せるようになると思われることがあります。しかし、カナダへ来るだけで英語が伸びるわけではありません。日本人の友達とだけ過ごし、学校でもあまり発言せず、分からないことをそのままにしていると、英語を使う機会は増えません。

留学後に伸びる生徒には、いくつか共通点があります。

  • 分からないときに質問する
  • 宿題や課題を提出する
  • 学校を休まない
  • ホストファミリーのルールを守る
  • 問題が大きくなる前に相談する
  • 間違えても英語を使ってみる

英語の文法や単語力も大切です。ただ、実際の留学生活では、生活態度やコミュニケーションの方が大切になる場面もあります。

Tomoからひとこと

英語が完璧じゃなくても大丈夫だよ!それよりも、分からないときに「分からない」と言えることの方が大切だと思うよ。

カルガリーを留学先に選ぶ意味

カナダ留学というと、バンクーバーやトロントを最初に考える方が多いと思います。もちろん、どちらも魅力のある都市です。一方でカルガリーには、

  • 大都市でありながら自然が近い
  • 日本人留学生が多すぎない
  • アルバータ州の州税がない
  • 公立高校の選択肢が多い
  • バンクーバーやトロントより住居費を抑えられる場合がある
  • ロッキー山脈へのアクセスがよい

という特徴があります。ただし、良い部分だけではありません。カルガリーの冬は寒く、住宅地によっては車がないと不便です。ホームステイ先が学校から離れていて、バスを乗り継いで通学することもあります。

カルガリーがすべての生徒にとって一番よい留学先というわけではありません。それでも、落ち着いた環境で高校生活を送りたい生徒や、英語を使う環境へ少しずつ入っていきたい生徒には、合っている都市だと思います。なぜカルガリーなのかはこちらのページでも詳しくご紹介しています。

今でもカナダ留学をおすすめできる人

現在のカナダ留学は、次のような方に向いていると思います。

  • 留学する目的がある程度決まっている
  • 必要な費用を事前に準備できる
  • 英語だけでなく海外生活そのものを経験したい
  • 困ったときに相談する意思がある
  • 日本との違いを受け入れられる
  • 都市や生活環境も含めて学校を選べる
  • すべてが自分の希望どおりになるとは限らないと理解できる

反対に、

  • とりあえずカナダへ行けば何とかなる
  • アルバイトだけで学費や生活費を払う
  • 留学すれば自動的に永住権が取れる
  • ホームステイでは日本と同じ生活ができる
  • 学校やエージェントがすべて解決してくれる

という考えで渡航すると、想像していた留学との違いに苦労する可能性があります。

まとめ

カナダ留学は、以前より費用が高くなり、ビザや卒業後の制度も複雑になりました。その意味では、以前より簡単ではありません。

しかし、「カナダ留学はもう終わった」「今から行く価値はない」という状況でもありません。大切なのは、古い情報やイメージだけで留学を決めないことです。現在の制度、費用、住居事情、卒業後の選択肢を確認したうえで、自分に合う留学かどうかを考える必要があります。

私自身、カルガリーで長く生活し、さまざまな留学生を見てきました。楽しいことだけではなく、英語、成績、ホームステイ、人間関係で悩む生徒もいます。それでも、帰国する頃には、自分で考え、自分の言葉で話せるようになった生徒を多く見てきました。高校留学をご検討中の保護者の方は、保護者の方へのページもあわせてご覧ください。

Tomoから最後に

カナダ留学を誰にでもおすすめするつもりはないよ!でも、目的を持って準備をして、違う環境に挑戦したい人にとっては、今でも十分に価値のある経験だと思うよ。

※この記事は2026年7月時点の制度・費用の傾向と、現地での実感をもとにした一般的な内容です。ビザ・移民制度の詳細は変更される場合があります。個別の移民法に関する助言が必要な場合は、カナダ政府認可のコンサルタント(RCIC)にご相談ください。

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